2015年10月12日月曜日

トレーニングについて

トレーニングのコーチング。
対象の方は長柄塾のメンバーの選手。
どうしたらレースで勝てるようになるのでしょうか?というお題目で一緒に走りながらのコーチング。

まずは目標確認。ゴールを目指しての現状把握。
そしてゴールに向けての計画づくり。
今の自分が何が出来て何が得意で何が出来なくて苦手なのか、を客観的に分析し伝えるという作業の繰り返し。

自分を理解して目標を見定めて、それまでの過程を踏むと言う作業を楽しみながらこなしていくことが出来れば、もう表彰台の真ん中は見えていると思います。

ただ多くの方にとっての一番の課題は「時間」。これのマネジメントが一番難しいです。時間を制することがレースを制すると言っても過言ではありませんね。

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トレーニングの客観的分析と指標作りに非常に有効なのがパワーメーター。
とても非人道的な悪魔的な最低な器械です。
その人の能力を丸裸にしてしまう器械。全てをさらけ出してしまいます。
ただ最高の成果をもたらしてくれる器械でもあります。
生かすも殺すもあなた次第。




今日のコーチングの内容
・パワーメーターの生かし方について
①どんな地形の時にどんなケイデンスでどんな心拍なのか、自分の身体の特性を理解すること。
②何回までのアタックなら反応できるのか?また反応できなくなった時のケイデンスと心拍の値。
③平坦路でのスピードの上昇に対するケイデンスの上昇のカーブの値と心拍数の上昇の値の相関について。

そして一番強く伝えたことはパワーの値よりも他の値との相関を見ることが重要だと言うこと。
例えば・・1200wを1秒出せた事実について、それがケイデンス50で出したものか、それとも120で出したものか、またその時の心拍数の値はいくつだったのか?その時のコースの状況やまた時速何キロから加速して出したものなのか?
ある一つの事実を見るのではなく、その事実が起きた時の変動要因を掴むことが大事。

まずは自分を数値で知ることを伝えて、そのうえで自分の得意とする分野と苦手な分野をまず理解することがどれだけ大事かを分かってもらった。

多くの方は主観的評価で自分は~~だ、とか自分は~~でこれが~~だと言う方が多いです。
でも分析すると意外な結果が出る事が多いです。

僕はレースリザルトはヒルクライムが圧倒的にいいですが、パワーメーターで数値分析するとスプリント能力の値が高くロードレース向きです。


パワーメーターとは自分を知る為のツールです。パワーを計るのは一つの側面でしかありません。


まだまだ続きます。










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