2013年12月13日金曜日

ぺダリングの科学4

速く走るにはどうしたらいいのか?
まず考えるべきは無駄を減らすこと。
無駄の大部分はフォームによる空気抵抗とぺダリングのロスによるもの。
フォームは改善点は外部から評価するだけなのでわかりやすい。
ただぺダリングはデータがないと評価・改善は難しい。
 
 
いくら高い心拍で走ろうと高い出力で走ろうと、それがスピードに変わらなければただの無駄。
効率を高めてあげればそれだけで自分自身のエネルギーの温存ができるし、そもそも楽に速く走れるようになる。
 
一般的な無駄のポイントとは??
 
 
 ぺダリングにおいて出力の開始のポイントは時計で言う12時を過ぎたポイントから、金槌で叩くように入力することがポイント。


最大の出力が発生する作用点は3時。
ここで入力することが一番の効率が高いポイント。



ただ多くのサイクリストは「下死点」というポイントで実に多く踏んでしまい無駄になってしまっている。
ここのポイントではいくら高い心拍や高い出力で踏んでも推進力はゼロ。むしろ反対の足の踏み出しを妨害してしまっているのでマイナスに作用してしまう。
結果的に下死点で踏んでいるということは入力ポイントが下がり続けることを意味します。


下で下で踏むのではなく上で上で踏もうと意識することがポイント。
そして踏み方についても、じわ~~と踏むのではなく金槌でペダルを叩くような感覚でリズムよく踏むイメージが一番効率よい動きにつながります。



特に私が使用するローターパワーというクランクセットであれば自分がどのようなぺダリングと出力を行っているかがデータで見ることができます。


たとえばこのようにどこで出力し、どのポイントでマイナスのパワー(無駄)を発生しているかが視覚的に把握することができます。

私の場合は17時でも結構出力があることがわかり現在改善中です。
ただそう意識することにより改善がみられ、同じケイデンスでも心拍数に低下が見られます。また出力(W)も低下しました。効率の改善です。


一体自分自身がどれだけの無駄を発生させているのか?
それはこのような機械を使わないと分りません。


非常に有益なパフォーマンスアップに大きく貢献するアイテムです。
詳しくはパワーメーター担当の私まで。
トレーニング方法など解説いたします。


*個別でパワーメーターご注文頂いている皆様に入荷状況お伝えしています。
今しばらくお待ちください。





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